開発ストーリー_試作から現場での実用化に至るまでの情報公開
7.252018
既に販売していた商品を参考にして開発依頼があったので対応した背景があった

私どもは、従来より融着機を販売させていただいておりますが。
ある日、とある個人事業者の代表であり、現場にも出られている方より、
機械の修理メンテ絡みで現場へと伺った際にバケットへの取付られる作業台を使用しているが、
その中で、良いものがないので困っていると言う相談がありました。
使用されているのは、鉄製で重く、しかも走行中にボルトが緩んで、
ガタガタしていくようでした・・・
自分たちで工夫して改修して使用してはおられましたが、付け焼刃的な応急処置に過ぎず、
うまくいかなくて困っておられたのです。
その後、使用されていた作業台をベースに設計してみることになりました。
そこから始まりました。(参考にした製品は既に廃盤となっています)
今回、導入されたバケット取付作業台が、アルミ製なのはご存知かと思われますが、実はアルミ製は弊社製品が初めてでして、
従来他社製品では、鉄製で作られていました。
軽いほうが持ち上げやすくて、使い易いということもありましたが、
この方からは、
『鉄製では、重いので燃費が掛かる』
などというような細かい話をされました。
考えてみると、一日当り結構なバケットアームの移動回数があります。
わずか数キログラムの重量でもバカに出来ないのもわかる気がしてきました。
錆び易い、
ねじがすぐに緩んでしまう。
軽いのが良い
バケットでの利用方法が快適になるように、設計していく試行錯誤が繰り返されていくことになります。
2009年ごろだったと思いますが、当初はこのようなスタートでありました。